大崎・旧三本木町ずさん土地登記 大型公共事業を優先?

大崎・旧三本木町ずさん土地登記 大型公共事業を優先?(河北新報社)

何度も取り上げている旧宮城県三本木町(現大崎市)の国土調査をめぐるずさんな土地行政問題ですが、まだまだ拡大していきそうな雰囲気です。不動産の問題、特に登記簿が絡んでいるため、少し離れたエリアであっても我々司法書士には非常に身近な問題です。

国土調査法に基づく地籍調査は、土地境界を明確にし、土地の売買を円滑にする目的で51年に始まった。多数の食い違いが見つかった旧三本木町天王沢、大豆坂、鹿野沢など9地区の調査は93年8月から実施された。

 調査が始まる前の92年12月、県は鹿野沢地区に保健医療福祉の中核施設を建設すると正式発表した。買収予定地は100ヘクタール、総事業費660億円の巨大プロジェクト(03年建設中止決定)だった。

 境界が定まらない土地や所有者が分からない土地があれば用地買収は進まず、事業は停滞することになる。

 仙台市の土地家屋調査士は「三本木町の場合、中核施設の構想と国土調査のタイミングが重なった。事業を進めるため、境界や所有者があいまいな土地を消してしまおうとの意識が働いたのかもしれない」と推測する。


市の担当者は「財政が厳しく、再調査の費用を工面するのは難しい」と語る。不可解な調査と登記の原因については口をつぐんだままで、問題解決の糸口は何ら見えてこない。

まだまだ先の見えない状態です。


(では)

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック